鉄に珪素を含んだ電磁鋼帯です。方向によって透磁率が変化しないので回転機（モータ等）用の鉄心、及び変圧器などに多く利用されています。

鉄に珪素を含み、冷間圧延と熱処理で結晶方位を揃えた電磁鋼帯です。圧延と平行方向の透磁率が無方向性珪素鋼帯より優れ、それ以外の方向の透磁率は低くなる特性があります。主に鉄損の少なさを重視した変圧器などの鉄心に利用されます。

珪素鋼帯の板厚を薄くして渦電流の発生を極めて低くした素材です。通常の珪素鋼帯に比べ、特に高周波において低い鉄損と高い透磁率をほこります。製品の小型・軽量化に貢献します。
主に高周波トランス/リアクトル/チョーク等に利用されます。

結晶構造を持たない金属で、高周波領域における鉄損が低く、小型軽量化に貢献する材料です。主に高周波用トランスに利用されます。

6.5%の珪素を添加された無方向性電磁鋼帯です。高周波領域における鉄損が低く、騒音・振動の原因となる磁歪がほぼ無い材料です。その特性により、医療機器等の高周波電源に多く利用されています。

アモルファスを素材とした日立金属のオリジナル磁性材料です。周波数特性に優れ、磁歪も少なく、高透磁率、低鉄損です。
「ファインメット®は日立金属の登録商標です。

鉄とニッケルの合金で透磁率が高く、微妙な磁場の変化に対応することから零相変流器、シールドケース等に利用されています。